電源

素人なので電源と言われても、とにかく必要な電圧と電流が直流で取り出せればいいのだろうと考えていました。というか、実際そうなのですが、問題は必要な電圧と電流がちゃんと直流で取り出せているのかということのようです。

電源も結構大事らしい

ただ感性でアンプを作っているうちはあまり問題にぶつかることはありませんでしたが、最近はICチップを通販で買ってはアンプにしたりしています。なんせ簡単ですし、安いし、音もいいです。設計しなくてもよいのでめんどくさくないですよね。でもそれって自作と言えるの?というジレンマに勝手にぶつかりますが、マー作ってみるとよいですよ。結構うまく行かないので、それなりに自分なりのノウハウが蓄積されていきます。ですからディスクリートで(単品で?)自分で設計するのと同じくらいの労力が結局は必要になったりします。そこが結構面白いところです、これがデジタルアンプのICとなると、メーカー製のアンプと中身が同じだったりします。それはそれでおもしろいですね。

ということで、ICを使った高効率のアンプを作ると、実は電源には結構悩まされます、ちょっとした配線でも変な発振を起こしてぶつぶつ言いだしたり、果ては音がとびとびになったりします、結局それがちゃんと電源が直流で取り出せてなかったのが原因ということがよくあるのです。

==はみ出し知識==発振てなに?;発振はある回路の中を電流がぐるぐる回ることです。コイルとコンデンサの並列回路を電気がぐるぐる回ると一定の周波数で回るようになり発振回路になります。カラオケのマイクをスピーカーに近づければピーと言いますがそれも発振ですね。ぐるぐる回って増幅されているのです。=はみ出し終わり=

そういう目で回路をよく見てみると、ちゃんと電源からは直流が供給されているにもかかわらず、回路の近くで100から470μくらいの高容量のコンデンサと0.1から1μくらいの小容量のコンデンサが並んでデカップリングコンデンサとしてつないであるのに気づきます。トランジスタで作っている分にはこれはなくてもほとんど問題ないようなので省略していたのですが、ICになると全然だめです。ないと話になりません。一度発振に悩まされるとどこにでもつけたくなります。発振がなぜ起こるのかは全くわかりませんが、おそらく回路の中を不必要な電流がぐるぐる回るのだと思います。その不必要な電流の発端は十分平滑されてない直流電源のようなのです。直流成分の上に幾分かの交流成分がのっかっていると発振の原因になるようです。

電源には何を使う?

トランジスタやICならふつうはスイッチング電源というパソコンなどに使う電源が良いと思います。ただしいろいろな電圧や電流があるのでどれでも流用できるわけではないので、その辺にある電源を使うときは容量や電圧それと一番大事なのは差し込み口の極性に十分注意して下さい。間違えるとすぐおしゃかです。5vくらいなら携帯の充電器が使えることがありますので、使わなくなった充電器も持っておくと重宝することがあります。

真空管アンプでは100v以上の電圧を使うのでスイッチング電源では無理です、スイッチング電源はせいぜい35vくらいしか見たことがありませんし、12v以上は結構高いですね、12v以下なら1000円以下ですが。容量も1Aを超えるものは高くなります。でもふつうのアンプなら1Aあれば十分のようです。

真空管の場合は電源トランスというお高い部品が必要になります。安くても3000円、ちょっと高いものは8000円ほどします。ですから真空管アンプを作るときは結構お金がかかることになります。しかも電源トランスから出てくる電流は交流です、これをダイオードとコンデンサや抵抗もしくはコイルなどで平滑して直流にしなければなりません。そこにもお金がかかります。ですから素人は真空管には簡単には手が出ないのです。でもやっぱり真空管にはなんとなく憧れますよね。

スイッチング電源

スイッチング電源に関してはネットでは肯定派と否定派があるようです。ただこれも感性の範囲の問題のようです。自分なりにどっちが良いかは決めるしかないです。スイッチングの原理はおそらく電磁誘導作用のようなものではないかと思います(感性で)。スイッチを入れたり切ったりするとその瞬間にその流れと逆方向に高電圧が発生します、これはたしか電磁誘導作用で高校の物理で習ったような気がします、これを電子的に高周波でスイッチを入り切りして高電圧を発生させそれを平滑して電流として取り出すのがスイッチング電源ではないかと思います。

ということはもとはかなりピークのある高周波のギザギザな波形の電流ですが、それを平滑しているのですがオシロスコープなどで見るとかなり高い周波数の部分がやはり残っているようなのです。ただ、それは人間の可聴域を超えていて音としては聞こえないというのが肯定派で、その聞こえない音が音の質に影響するというのが否定派の意見ではないかと思います。結局は自分の感性で決めるしかないですが、スイッチング電源がトランスに比べればはるかに小さくて安いという事実はあります。ちなみに僕はスイッチング電源で問題ない派です。

 

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